科学的研究方法について
(還元主義と実証主義)
科学的研究方法について(還元主義と実証主義)
還元主義とはデカルトがもとの考え方で、
「この世界の物質や現象はより基本的な物質の性質や運動に細かく分解して調べてゆけば、全体の性質や運動、変化などがよく説明できる。」もう少し簡単にいうと物質の性質や現象などをより細かく分解してゆけば、その本質がよくわかると考えた。だから、分孔レベルから原子レベル、原子レベルから電子、中性子、原子核というように量子力学やそれを基確とするエレクトロニクスが発達したと言われている。
科学的研究方法というと、この還元主義と実証主義という考え方に基づいている。
具体的な方法をフローチャートにすると図1のようになる。しかし、還元主義と実証主義とではうまくゆかない場合がある。
近年になってわかってきたことは「非線型の流れ」、「カオス的現象とフラクタル」、「地震」などの非線型現象には還元主義は無力といわれているが、現在のところこれら非線型の現象を研究する手法としてはコンピュータシュミレーションが有力とされている。
<図1>
扶桑精機 テクニカルレポート
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